お問い合わせフォーム
お問い合わせ 電話番号

〒160-0022 東京都新宿区新宿2-8-1
新宿セブンビル 8F

03-6869-7736(代表)

  • HOME
  • 事務所紹介
  • メンバー紹介
  • サービス内容
  • 実績紹介
  • アクセス
ブログ

2015.6.1第2回 特許調査の種類

こんにちは。「自称」パテントサーチマイスターの本間です。

今日は特許調査を希望するお客様との打合せがあり、高橋響子ちゃんもアシスタントとして打合せに参加しました。その打合せの後で・・・響子004

 

(響子)お客様との打合せ、お疲れ様でした。

本間先生は打合せの中で、今回は侵害予防調査と、それから・・・、えーっと、ほにゃらら調査が必要って言ってましたけど、それって何ですか?

 

本間004

(本間)お客様には「侵害予防調査」と、「先行技術調査」が必要だって言ったんですよ。特許調査にはいろいろ種類があります。この際だから、高橋さんに簡単に説明しましょう。

 

(響子)ありがとうございま~す!

 

(本間)特許調査は、ざっくり分類すると以下のような分類になります。

(a)侵害予防調査

(b)特許性判断のための調査(出願前、審査請求前)

(c)先行技術調査

(d)特許(登録)無効調査

 

(a)侵害予防調査は、お客様が新製品を市場に投入する際に必要となる調査です。「お客様の製品が他社の特許権に抵触しないか」を確認するための調査です。

製品を市場に投入したはいいが、他社から特許権侵害で訴えられたというようなことがあると大変ですね。

特許権侵害は、侵害した人がたとえその特許を「知らなかった」場合でも、製品の生産ができなくなったり、製品を市場から回収しなければならなくなるおそれがあります。特許の正解は「知らなかった」では済まされない世界なのです。

 

(b)特許性判断のための調査(出願前、審査請求前)

特許出願は、特許庁による審査を経てはじめて特許になります。

審査では、特許出願に係る発明が、発明の新規性や進歩性を有しているか、判断されます。

この審査の結果(特許を受けることができるかできないか)は、特許性判断のための調査を行うことによって、高い確率で予測することができます。

この調査を行うことにより、例えば出願しようとする発明と同一の発明が記載された文献が発見されれば、出願をしないという選択も可能となり、無駄な特許出願が防止できます。

また、出願に係る発明に対する公知技術が明らかになるため、出願に係る発明と公知技術とのぎりぎりの境まで発明を広げることができ、強い権利を確立することにも役立ちます。

 

(c)先行技術調査

この調査は、自分が知りたい技術分野において、どのような出願がなされているか確認するための調査です。

自社の開発すべき製品の詳細が明らかになっていない状態で行われることも多く、その時点での他社の技術水準を把握したり、ヒントになるべき技術をピックアップすることにも利用されます。

 

(d)特許(登録)無効調査

特許は、自社にとっては強力な武器になりますが、一方で自社の製品に関係のある他社特許が発見された場合、特許は一転して脅威になります。

特許無効調査は、自社にとって障害となるおそれがある特許を排除するための調査です。

仮に、問題となる特許の出願日前に、その特許と同じ発明が記載されている公報が発見された場合、その特許発明は発明の新規性がないという理由で無効にすることができます。

 

(本間)その他にも、分類の仕方によっては「定期調査」なんて調査もあるけど、ざっとこんな感じかな。

 

(響子)へ~、特許調査にもいろいろあるんですね。先生は、どの調査が好きですか?

 

(本間)う~ん。どれが好きかって聞かれてもね~。強いて言えば特許無効調査かな?

特許を無効にするのは難しいことなんだが、調査でよい文献を見つけたときなんかは「やったー!」って叫びたくなるぐらいうれしいね。

 

(響子)先生は、普段特許を成立させる仕事をしているのに、特許を潰してうれしいなんて、なんか変ですね。

 

(本間)そうかもね。ははは・・・・。

2015.5.31第1回 パテントサーチマイスターって何?

本間004

 

(本間)「自称」パテントサーチマイスターの本間です。これから特許調査に関する話題など、随時アップしていきますのでよろしくおねがいします。

 

女性001

(響子)アシスタントの高橋響子です。将来弁理士になるために勉強中です。

特許調査ができるようになりたいので、いろいろ聞いちゃいまーす!

早速ですが、パテントサーチマイスターって、聞いたことないんですけど、それって何ですか?

 

(本間)パテントサーチは特許調査、マイスターは職人とか達人っていう意味だ。

いわば、特許調査の職人、或いは特許調査の達人と言ったところかな?

 

(響子)そんな資格があるなんて知りませんでした。

 

(本間)いやいや、特に資格があるわけじゃないけど、私は20年以上も特許調査をやってきたので、弁理士以外になにか肩書きが欲しいな~と考えて、勝手に名乗っているのさ。

だから「自称」なんだよ。

 

(響子)ふーん。20年以上も同じ仕事していてすごいですね。

っていうか、飽きないですか?

 

(本間)特許調査を始め、知的財産の仕事は、日々新しい出会いの連続なんだ。だから飽きることなんてないんだよ。

今日のところはこの辺にして、次回から特許調査のことについて、いろいろと話をしていきましょう。

 

(響子)よろしくお願いしま~す!

IP FOCUS IP services For the Customer

〒160-0022 東京都新宿区新宿2-8-1
新宿セブンビル 8F

Copyright 2015 IP FOCUS